(5)剣山ドライブウェイ・剣山スーパー林道(徳島県)
標高1,955メートルの剣山(つるぎさん)は、愛媛県の石鎚山に次ぐ四国第二の高峰。安徳天皇の剣を山に隠したという伝説から、この名前がつけられたそうです。修験道の山、霊山として古くから知られています。
登山口から登山道の中央付近まで登山リフトが設置されていて、 最も登りやすい山のひとつです。山頂からの眺めは非常に素晴らしく、高原のように広いために、シーズンを通して多くの登山客が足を運びます。
徳島県三好市東祖谷、美馬市木屋平、那賀郡那賀町木沢の間に位置し、日本百名山の一つ。「太郎笈(たろうぎゅう)」という別名も持っています。一帯は剣山国定公園に指定されていて、「水源の森百選」「とくしま88景」にも選ばれています。
その剣山にアクセスする道は、徳島自動車道脇町ICとを結ぶ国道492号と、美馬ICとを結ぶ国道438号とがあります。この国道438号は、剣山に近づいたあたりから「剣山ドライブウェイ」になり、剣山スキー場のそばを抜け、剣山リフトの乗り場や大剣神社の入口へと続きます。どちらの国道も、かなりの曲がりくねった道になる箇所があり、注意が必要です。
剣山付近には、「バイクに乗る人なら一度は走りたい」といわれるほどの、日本最長の未舗装道として有名な「剣山スーパー林道(87.7キロメートル)」があります。剣山スーパー林道)は、徳島県勝浦郡上勝町から同県那賀郡那賀町を結ぶ日本最長の林道。剣山を擁する剣山国定公園を抜ける長いダートコースです。
起点は、徳島県勝浦郡上勝町で、徳島県道16号(徳島上那賀線)から。徳島県名西郡神山町〜徳島県那賀町〜徳島県美馬市を経由し、終点は那賀郡那賀町木頭北川の四つ足トンネル。
2007年の台風の影響で、林道の6ヶ所で山腹崩壊・道路崩壊があり、「剣山スーパー林道」の全長の半分、約40キロメートルが通行止めになっていましたが、現在は復旧が完了しています。
上勝町にある起点には、大きな道標が立っています。ここから10キロメートルほどは舗装路。起点からは、ヘアピンコーナーがある区間を一気に高度を上げて旭ヶ丸峠へ向かいます。
剣山スーパー林道は、途中で国道193号と合流します。しばらく進むと県道253号(山川海南線)の分岐になり、スーパー林道の最高地点である「ファガスの森」付近になります。
ファガスの森を過ぎると、川成峠のあるメインルートになり本格的なトラバースルートが始まります。周囲の山々の山頂と同じくらいの高度を走るので、素晴らしい眺めが望めます。また「徳島のへそ」と呼ばれる広場があります。
終点近くになると、ひたすら山中を走るルートになりますが、視界は広いので開放感はあります。四つ足トンネル側の出口に終点があります。
剣山の北を走る2本の国道も、南を走る林道も、どちらも道は険しいですが、広大な自然を満喫できるルートです。

